3/19/2017

東響 第100回 新潟定期



東京交響楽団 第100 新潟定期演奏会
2017. 03.19, 5 pm start / "りゅーとぴあ" コンサートホール

100回目となる東響・新潟定期は, 昨年没後80年を迎えたレスピーギのローマ3部作.

最初に演奏されたのは「ローマの噴水」.
「夜明けのジュリア谷の噴水」冒頭の静かなところは, 緊張感がやや足りずミスが気になる.
それ以降の強奏部はゴージャスで心地よい.
Pf, Celesta, Arp (×2), Organといった豪華な鍵盤に, 吠えるTpTb, 暴れるTimpが重なる.
大饗宴を経て夕焼けが沈み, 音楽は静かに終了した.

続いて「ローマの松」.
Perc 7, Hn 6人で華やかにスタート.
カタコンベで, 透きとおるTpのサンクトゥスにそっと寄り添う弦が柔らかくとても心地よかった.
ジャニコロの松も美しい.
最後, ナイチンゲールが鳴いてスパルタクスの反乱(アッピア街道の松)へ入ったあとは, アングレがbravo
バンダの演奏も相まって, 余韻たっぷりにゴージャスなサウンドだった.

休憩後, 本日ラストは「ローマの祭」.
本当にすごいスタミナである…. 
チルチェンセスは, いよっ, 待ってましたっ!の時代劇のようにスタート.
月祭はHnsolo(上間善之)がbravo
マンドリン不思議な世界へ誘う.
主顕祭ではシンバルアダプター付 B.D.Timpを含む10人のPerc.による大饗宴.
と思っていたら, 予想よりも抑えた演奏.
うるささに走ってカーニバル化はさせない.
おもちゃ箱のようにキラキラとしたトロピカルな演奏.
なによりも楽しそうなのがいい.
ラストは大迫力!
この大迫力のために前半は抑えていたのだろう.
ものすごい昂揚感で, ラストまで駆け抜け大花火が上がった.

決して派手さだけには走らない, 飯森さんならではの素敵な調理が楽しめた演奏会だった.

(写真はお昼に酒田の東根菓子店さんで買ったおまんじゅう. おまけにいただいた あたたかい おまんじゅうがとても美味しかったです. 夜はvovo新潟本店でいただいた2コンビネーションカレー (バターチキンカレーと野菜カレーの半々). 野菜カレーが甘辛くて美味しかった~!)