7/05/2014

dakota suite & quentin sirjacq there is calm to be done


dakota suite & quentin sirjacq there is calm to be done
2014.07.03 / SCH-035

dakota suiteとピアニスト(兼 作曲家)・Quentin Sirjacqによる作品.

なんともおだやかな暮らしの音楽だ.
日々の暮らしにこんな音楽が添えられたらとても素敵だろう.

優しいうた(1曲目「this is my way of saying that I am sorry」)からアルバムはスタート.
歌声は波音のように心地よい.

5曲目 (nu dat deze dag voorbij is), いったい何語のタイトルか?
クラリネットの二重奏が染みわたる.

7曲目(「ask the dusk」)は夜に歌うピアノ.
美しく, 切ない.

13曲目(「I miss the dust」)と, アルバム・ラストの14曲目(「onzekerheid」)が絶品.
少し冷たく奏でられる, 滲んだピアノ.
祈りの音楽.
それはなにを慰めるうたか.
宇宙の拡がりを聴くものに思わせる.

それぞれに付けられている意味深なタイトルもいい

emancipator soon it will be cold enough


emancipator soon it will be cold enough
2008.04.25 / HPD10

この手のCD(と言ってしまうが…, いわゆるクラブ・打ち込み系の音楽)はうるさすぎるものが多くて, 知らないアーティストのものを買うのは意外と賭けだったりするのだけれど…, 穏やかなモノトーンのジャケットが気に入って手に取った一枚.

ところどころ, どこか日本(東アジア)的な楽曲が12曲収められている.

3曲目(「when i go (featuring thao nguyen)」)など, テキストのある曲もあるが, 体温が低い音楽なのがいい.
アルバムタイトル曲である11曲目(「soon it will be cold enough to build fires」)も不思議な(意味があるのか無いのかよくわからない)うたが添えられた, 心地いい一曲.

不思議な浮遊感のある音楽.

(写真は, このあいだ おじゃました天童市「chez bon)