10/29/2016

磐梯吾妻スカイライン

福島市・高湯温泉から磐梯吾妻スカイラインへ.
葉っぱは散りはじめだが, いろとりどりの葉っぱが舞って綺麗.

つばくろ谷.
外は硫黄の匂い.
そして, 気温2度! 寒い!

山の上の方はもう完全に散ってしまっていて, 寒々しい (そして火山性ガス注意, 駐停車禁止の立て札).
火星を思わせる荒野の風景….

浄土平, 気温0.
今日急に下がったんだと駐車場の人に聞く.
ものすごい強風とモヤ!

レストハウスで みそかんぷら(何もここで買わなくても, と思ったけど…. 甘い味噌が美味しい. あたたまる!)と光月堂のプリンパン(これも何もここで買わなくても…. 毎日下から運んできているらしい)を購入.

のんびりドライブを楽しんだあと, 土湯峠の入り口から出て, 野地温泉を素通りして安達太良山奥岳の湯へ.

強酸性泉, ph2.48.
とろっとしていて気持ちいい.
露天風呂が絶景!
冷えたからだに最高でした

10/25/2016

レ・ヴァン・フランセ 山形公演


レ・ヴァン・フランセ 公演
2016.10.25, 7 pm start / 山形テルサホール

プログラムはアンドレ・ジョリヴェ「セレナード:オーボエ主題を伴う木管五重奏のための」からスタート (舞台上の配置は下手からFl (パユの楽譜はiPad), Cl, Bn (バソン), Hn, Ob).
低音域のそれぞれ太くあたたかい音に, 第一楽章からから魅了される.
第二楽章は各楽器の音色を存分に楽しめた (当初の予定から変更しエルサンではなくこの曲をセットリストの最初にもってきたのはそのためだったか…).
その多彩さに改めて驚く.
第三楽章は一転してコミカルな音楽.
Ob(ルルー)の自由自在なカデンツとカラフルな音色が素晴らしかった.

続いて, プーランク「三重奏曲」(Ob, Bsn, Pf).
第一楽楽章はcoolなピアノからスタート.
それに応えるバソン(オダン)の音がとてもセクシー.
次々と飛び出てくるメロディは3人で会話をしているようで, チャーミングな演奏だった.
第二楽章は, 落ち着いてロマンティックな音楽を聴かせた.
そして第三楽章は一転, 軽快な音楽.
3人の息もぴったりの, 壮大でドラマティックな演奏だった.

前半の最後は1948年生まれの作曲家・フィリップ・エルサンによる「復活祭の歌(シャン・ド・パーク)」.
レ・ヴァン・フランセのための新作なのだという.
単一楽章の自由な形式.
テンポ感や色が次々と変わり, ラストは海に入るように静かに終わっていった.

休憩を挟んで, 後半はアルベリク・マニャールの「五重奏曲 op.8」(Pf, Fl, Ob, Cl, Bsn)からスタート.
第一楽章は ほの暗い雰囲気のなか, 終盤 大きな流れがtuttiによって作られ, また消えていく様が美しかった.
第二楽章は長いPfClduoからスタート.
このCl(メイエ)が安心感のある音で美しかった.
音楽はPfのソロを経て五重奏へ.
正直 耳慣れない, 不思議な響きが続くが, これが柔らかく心地よかった.
第三楽章は勇ましく うたうObとパーカッシヴなPfが印象的.
最後の第四楽章は兵隊の行進曲のようにコミカルにスタート.
いったいこれは何なんだ?と思っていると, 次は不思議な和音が柔らかく歌われる.
色んな仕掛けが飛び出し, バラバラになりそうでいながらも音楽はまとまりをもっていて, そのバランス感が絶妙だった.
マニャールは はじめて聴く作曲家.
正直, 分かりやすい曲ではないと思う.
しかし, 音の流れに身を任せて聴いていると, これがなんとも心地よく, 楽しく愉快.
不思議な経験だった.

本日最後はプーランクの「六重奏曲」.
第一楽章は大胆に始まり, よく動く(!)Obが印象的.
また, tuttiサウンドがとても厚く心地よい.
その厚い響きと, 中間部の個々のソロの繊細な響き(消え入るようなpの表情豊かなこと!)のコントラストが素晴らしくて, まるで映画を一本見ているかのようだった.
甘くロマンティックに歌われた第二楽章は, やわらかいタッチで美しい演奏.
最後の第三楽章は, 妖しくスリリングでcoool
自由に吹いている(ように聴こえる)のに, それでいて全体としてしっかり統一感のある演奏になっている (なかなかこうはいかない…).
とてもしっくりとくる演奏だった.

鳴り止まないカーテンコールに応えて演奏してくれたアンコールは, テュイレの「六重奏曲」よりガヴォット.
パユが日本語で曲名を紹介してくれた.
繊細なやりとりがキラキラしていて美しかった.

さらに鳴り止まないカーテンコールに, プーランクの六重奏曲の第一楽章の最後も もう一度演奏してくれた.
大人の極上の遊びのようで, 何度聴いても楽しい演奏.

終演は21時半.
21日から連日(!)の全国ツアー中の6.
大熱狂のなか何度も繰り返されたカーテンコールと, それに応えて何度も登場してくれた6人に, 笑顔になった音楽会だった.

※他の公演ではプログラムにベートーヴェンが入ることもあったようです. 彼らがあの自由さでどうベートーヴェンにアプローチする(した)のか…, う~ん, 気になる!

10/16/2016

山響 第256回定期 (バボラーク)


山形交響楽団 第256回定期演奏会
「新たなる地平を目指して:世界を席巻する名手 バボラークが誘う世界」
2016.10.16, 3 pm start / 山形テルサホール

今回の山響は飯森さんではなく, なんとラデク・バボラークの指揮 (吹き振り).
コンマスは今年サイトウキネンでも(同じくコンマスとして)バボラークと共演した髙橋和貴だ.
「山形は19歳のときに来て以来21年ぶりだ」とのバボラークのプレトークから, コンサートは あたたかく始まった.

1曲目はモーツァルトの「ホルン協奏曲 3 変ホ長調 K.447.
5部とCl, Fgの編成 (Obは無し).
第一楽章, 吹き振りのバボラークが奏でた音は柔らかく絶品!
カデンツァに惹きこまれた.
続く第二楽章も柔らかくスタート.
Hnの音色にオケ全体が柔らかくなったような印象.
第三楽章は力強く始まり, 快活に演奏された.

2曲目はイスラエルの作曲家ナアマ・タミールによる「スプリング・イリュージョンズ」.
曲はFlの長い独奏からスタート.
弦の緻密なハーモニーの上で/中で, Ob, solo Vn, Flが揺蕩う.
その様がとても切なく, ハーモニーの海にどんどん押し流されていくよう.
やがて, ハバネラのリズムとともにカスタネットが登場すると, 音楽は妖しさを増した.
Timpsoloを挟んで, 管楽器のアンサンブルが再び切なく歌い始めると, 洋の東西どちらでもないような独特の雰囲気が充満するのだった.
パロディのような, 哀歌のようなたくさんのモチーフが複雑に重なり合う作品.
ラストはまるで夢から覚める瞬間のように, 疾走感たっぷりに駆け上がった.
(アタッカで繋がれた二楽章形式, 20分強の楽曲. Flがとても素晴らしかった!)

休憩を挟んで3曲目は, メンデルスゾーン(パウル・アンゲラー編)の「無言歌集」より4.
ホルンと弦楽による編成.
再び吹き振りによるバボラークの指揮によってはじめられた.
この曲のチョイスが, Hnの豊かな表現を存分に味わえてとてもよかった.
(弦がもっと整うとさらによかったか…)

本日の最後, 4曲目はベートーヴェンの「交響曲 4 変ロ長調 作品60.
HnTpTimpとナチュラル楽器が入って, 第一楽章は素朴で切ないadajoからスタートした.
続くAllegroからは華やかで煌めくような音楽が奏でられた.
第二楽章は優雅なadajo.
(今日の演奏では気持ちよく聴いているところで緊急地震速報のアラームが客席中から鳴り響き, 驚いてしまった…)
第三楽章も軽快で軽やかな演奏.
trio部も小粋に演奏された (ラストのナチュラルホルンのfはやはり難しいのか…).
第四楽章は快速で心地よく奏でられる.
リレーされ, 続いていく音の連鎖が気持ちよく, その上に時折現れるfは指揮者によって力強く振られた.

終演は1700.
バボラークの魅力を存分に味わえた演奏会だった.

(写真はこの間 福島の「椏久里珈琲」でいただいたファーブルトン (中に洋梨とカスター度が入ったフレンチトーストのようなクレープ). 丁寧に淹れられた珈琲も素朴なお菓子もとっても美味しかったです)

10/10/2016

佐々木中 九夏前夜


佐々木中 (2011). 九夏前夜. 河出書房新社.

key words:雨蛙, 蜥蜴, 「素晴らしい、彼女は夜だ。」(:86

読み手のリズムをまるで麻酔のように狂わせ, みるみる書き手の呼吸の内へと取り込んでいく.
だが, それが居心地悪いかときかれれば, 決してそうではない.
馴れないだけだ….
はじめは何度も何度も同じ箇所を読み返し, 考え(理解しようとし)たが, すぐにやめた.
散りばめられている美しい言葉へ耳を澄まし, あとは書き手にリズムを合わせて読んでみる.
夢の中の話のように全ては理解できない(恐らく分かるようには書かれていない)が, それはそれで心地よい体験だった.

しかし不思議な小説である.
三十路男(:34)の主人公は夏のある日, 「祖父が晩年の軽躁ゆえに買い求めた別荘」(:13)に ひとりでやって来る.
庭いじりをしたり, 思い立って坊主にしたり, 海に行ったり, 思い出に耽ったり, 風呂に入ってそのあと裸でひとりごちたり, 「雨蛙を毎日三匹呑んでいた」(:53)祖父を思い出したりしながら, 夏の暑い日々を過ごす.

, ただそれだけの話だ.
挙げ句のはてに, そんな自分を「三十路男が突然仕事もやめて祖父の酔狂の名残の陋屋に閉じ籠もって泥土に塗れたり海で泳ぐばかりであったり通りすがりの看護師に変質者扱いされたり果ては蜥蜴がどうした蛙がどうしたなどと言っているが、これはおかしい。何としても不自然だ。こんな馬鹿馬鹿しい話があるか。」(:56)という始末….

しかも登場人物は ほぼこの男のみ.
彼の独白が延々と綴られるのだ.
彼はこの別荘にいったい何をしに来たのか, 謎は謎のまま据え置かれる.
そして, 「しかしでは何故ここにいる。何のための逗留なのだ。一体何のために。おかしい、何かをするはずだったのに。何かをなしとげるはずだったのに。何かをしなくてはいけなかったのに。何かをするためにここに来たはずなのに。そんな「何か」など元からありはしないのか。気のせいなのか。いや、そんなことはない。何か、何か使命といったものがあったはずなのだ。それは何だ。…」(57-58)と彼の自問は続き, 何をすればいいのか分別がつかないのなら死んでみてはどうだ, いや, 死んではいけない(60-61)と続くのだった….

そのあとも, 女に別れ際「加害者ぶるんじゃねえ。」(:69)と言い放たれたことを思い出してみたり, そうこうしているうちにやがて夜になり, 海で傷ついた足が傷み, そして夜が明け…, 男は記憶の海に飲まれていく.
物語の冒頭で「あの夜の、あの邂逅から逃げた」(6), 「その罰」を受けなければならない(:4)と男を苦しめているものは, 果たして男を苦しめるべきものなのか…, 正直, 最後には淋しさをとおり越して虚しさが残った.

また, 自分を客観視する場面や, 主体が「われわれ」になる場面(:78(この場面は文章が韻を踏みながら ことさら演説調になったりもする), あるいは「足の傷はひどく傷んだ、いたんでいるのだろう、だが他人が滑稽に哀れを求めて無闇と痛がりさわぐのを冷然と眺める心持ちになり果て、裂いたのはどちらの足だったかももうわからなかった。」(:81)と自分を俯瞰して見ているような場面など, フォーカスが自在に変わる書き方が読み手を酔わせる.
これも読み手に不思議な印象を与える一因だろう.

率直に以前読んだ「切り取れ、あの祈る手を」よりも更に読みにくい一冊….
読むのではなく, 感じることで精一杯だった.

(部屋にはリンドウにフジバカマ (いい香り). 秋です)

10/09/2016

季刊サルビア vol.40


季刊サルビア vol.40
2016.03.01 / 有限会社salvia

Book! Book! AIZU開催中の喜多方・つきとおひさまには松本の本屋さん栞日」が出張中.
そこでで手にした一冊.
「サルビア東京案内」以来, 久しぶりに目にした「salviaの名前.
相変わらず やわらかく素敵なデザインだ.

読んでいて, なんというか安心する一冊.
日々の生活はひとつずつ つくるもの.

月イチショップや月イチ蔵前の楽しそうなこと!
行ってみたいなぁ.

※次号より年2回のペースでの発刊になるそうです.

10/01/2016

第11回仙台クラシックフェスティバル2016


11回仙台クラシックフェスティバル2016

街の中(地下鉄のホームを降りたときも!)いたるところが金木犀の香りに包まれて気持ちのよかった土曜日, 快晴!

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最初は上原彩子 (ピアノ).
《豪華絢爛!圧倒的スケールで聴かせるロシアの魂!上原彩子、渾身のラフマニノフ》(←このサブタイトル…)
1030 - 1130@日立システムズホール仙台(青年文化センター)コンサートホール

プログラムに並んだのはラフマのピアノソナタ2 ().
ピアノソナタ第1番は演奏に40分を要する大曲.
その長さゆえか どこか捉えどころのない印象をもっていたのだが, 今日の演奏はロマンチシズムに走りすぎず, 明るく奏でられたものだった.
大胆に弾ききった終楽章がよかった.
2番は映画のワンシーンのようにストーリーのある音楽.
特に第2楽章が美しくメランコリックで, スケールの大きな演奏だった.
ときおり腰を浮かせながら力強く弾ききった終楽章も迫力満点で印象的だった.
それにしても, この難曲を2つ続けて弾く体力と集中力, そしてテクニックの凄さ….
圧巻だった.
(※ところで, この文章は102日にまとめて書いているのですが…, ふとテレビを観ていたら情熱大陸で反田恭平がこの第2番を弾いていました!怪物だ…)

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2つ目は青柳晋 (ピアノ).
《青柳晋の「展覧会の絵」「亡き王女のためのパヴァーヌ」》
1330 - 1415@日立システムズホール 交流ホール

今年でせんくら3回目だという青柳晋.
最初のパヴァーヌは自由なパヴァーヌで溶けていくよう.
心地よかった.
「展覧会の絵」は快速なプロムナードから.
バーバ・ヤガとキエフ, 終わりの2曲は力強くピアノをガンガン鳴らしながら弾かれる (ミスが目立ったのが少し残念…).
荒々しさと繊細さの両方があり (荒々しさが勝っていたか?), 迫力たっぷりだった (力強く弾きすぎたのか, 後半は調律の狂いが気になってしまった…).
アンコールにはショパンのエチュードを2曲(25-1(エオリアン・ハープ)と10-4)弾いてくれた.

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スギテツ (アンサンブル), 浅野祥(津軽三味線)
《スギテツ×浅野祥=「サムライクラシック!」》
1500 - 1545@日立システムズホール仙台 シアターホール

ピアノ・ヴァイオリンのスギテツの2人と, 津軽三味線の浅野祥の3.
最初はピアソラ「リベルタンゴ」からスタート.
その後は浅野祥 (津軽じょんがら節, 斎太郎節), スギテツ(「剣のずいずいずっころばし」(剣の舞+ずいずいずっころばし)やパトカーや救急車のモノマネなどのステージ)のそれぞれの演奏を挟んで, 再び3人による演奏.
「ペルシャの市場にて」変奏曲の「津軽の市場にて」や, 「ラ・津軽じょんがネラ」(Vnと三味線のduo), ハンガリー舞曲を日本の陰旋法でアレンジしたという「日本舞曲第5番」と, どれも楽しい音楽.
最後はアンコールを演奏する替わりに一本締めで締めくくられた.

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バッハ・コレギウム・ジャパン (アンサンブル), 鈴木優人(指揮・チェンバロ)
《必聴!バッハ・コレギウム・ジャパンの「バッハ」》
1615 - 1715@日立システムズホール仙台 コンサートホール

トラヴェルソとチェンバロ (弾き振り), そして弦楽器の7人編成.
念入りなチューニングのあと始まった1曲目はJ.S.バッハの「管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067.
素朴な響き.
続く2曲目は「ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050.
速めのテンポで軽快な演奏.
第一楽章はチェンバロのカデンツァ, 速弾きの音のシャワーが気持ちいい.
第二楽章はトラヴェルソのまろやかな音色が心地よかった.
そして第三楽章は軽快で優雅なダンス.
フーガのやり取りが素敵な演奏だった.

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上野耕平 (サクソフォン), 山中惇史(ピアノ)
《初登場!上野耕平が吹き分ける3種のサックス、無現の可能性「サクソフォン・ファンタジー」》
1800 - 1845@エル・パーク仙台 ギャラリーホール

3本のsaxsopaltten)を持って登場した上野耕平.
まずはsopによる「G線上のアリア」から.
音色が美しい.
続いて長生淳編曲の「ラプソディー・イン・ブルー」.
一曲の中で3本のサックスが持ち替えられる ().
アレンジがとってもcool.
ピアノも大活躍し, 壮大に奏でられた.
続いて林そよか編曲の「家路」.
アルトサックスの深い音で哀愁たっぷりに奏でられた.
最後は山中惇志編曲の「カルメン・ファンタジー for サクソフォン」.
いつかサックスのためのカルメン・ファンタジーを書いてほしいと思っていたところに, 本日のピアニストでもある山中に出逢ったという上野.
オペラそのもののように, ヴァリエーション豊かに様々な色・表情でうたわれた.
ラストはフラジオの超ハイトーンでフィニッシュ.
20分近くある大曲を熱演した.

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三浦一馬 (バンドネオン), 中川賢一(ピアノ)
《三浦一馬、バンドネオンの更なる魅力:心を揺さぶる郷愁のメロディ》
2015 - 2100@日立システムズホール仙台 シアターホール

再び青文へ戻って, 本日最後はバンドネオンのステージ.
セットリストはルーマニア民族舞曲からスタート.
深い音色が心地よい.
続いて, バンドネオンでは取り上げることの少ない曲をたくさん取り上げながら, 最後にはタンゴへと繋げていくプログラム.
ラヴェル「ハバネラ形式の小品」, フォーレ「シシリエンヌ」, アルベニス「タンゴ」, ファリャ「スペイン民謡組曲」と続いて, 最後はピアソラの3 (「オブリヴィオン」,「ブエノスアイレスの冬」,「アレグロ・カンタービレ」).
「アレグロ・カンタービレ」は速弾きがcool
深い音色は哀愁を誘って, 秋のはじまりにぴったりだった.

(写真は, お昼にお邪魔した旭が丘のお好み焼き屋さん「たかちゃん」. 広島では食べたことがなかった府中焼 (テレビ「ワカコ酒」で観て以来 気になっていました…. 豚バラの替わりに和牛のミンチを使っているんだそうです. 麺はパリパリ!)をいただきました. 夜に定禅寺の「珈巣多夢」でいただいたマンデリン(ネルドリップで丁寧に淹れられ, 濃厚な苦味)とあわせて, とても美味しかったです)