Trombone Quartet 虎徹 3rd Concert in Yamagata
2016.02.16 / 文翔館 議場ホール
やわらかく, なんともチャーミングな音から, パリっとハリのある音まで, トロンボーンの音色の魅力に改めて気づかされる.
心地よく, とても気持ちいい.
最初, 議場ホールでトロンボーンと聞いたときは, 大丈夫なのかな(うるさ過ぎやしないか)?と思った.
でも, そんな心配は全く必要無かった.
山形でトロンボーンのカルテットを聴けるチャンスは, ほとんどといっていいほど無い.
自分自身もおそらく初めて聴いた.
今日の演奏会は, 「天地創造」(ハイドン)より, 「フーガ ト短調 (J.S.バッハ), 「4本のトロンボーンのための四重奏曲」(P.M.デュボア作曲←1 mov.が秀逸!)が演奏された第一部と, トロンボーン四重奏のための「メモリーズ」(高嶋圭子), 「ジブリ」より (久石譲/竹内優彦), 「ふるさとのうた」(高嶋圭子)が演奏された第二部の二部構成.
所々MCを交えながら, 演奏会は終始アットホームだった.
素敵な演奏がたくさんあったが, 今日の白眉は第二部最初の「メモリーズ」(1stは太田).
太田のイニシャチブで音楽がどんどん拡がっていく様に, 心をもって行かれる.
それに加えて, あの音色の多彩さ.
こんな言い方はトロンボーンに失礼なのかもしれないが, トロンボーンはホルンにもチューバにもなれる.
やはりカッコいい楽器だ.
虎徹は太田涼平, 覚張俊介, 竹内優彦, 飯田智彦(B.Tb)の4人.
2013年の3月に結成され, 山形での演奏会は今回が初めてだという.
今日の演奏会では, アンコールの「花は咲く」と「剣の舞」まで, 4人の響きを存分に楽しめた.
悪天候のためか, お客さんが少なかったのが残念だったが, 本当に気持ちのいい演奏会だった
(終演は20時半).
(※10日に放送された「2度目のベトナム」(NHK BS)の録画を観て…, 南国に行きたい…)