せんだい文学塾 二月講座
2017.02.25, 4 pm
start / 仙台文学館
中村文則×池上冬樹
テーマ「何を書く、どう書く。過去の作家から学んだもの」
はじめて せんだい文学塾へお邪魔する.
まずは受講生の作品の講評 (短い順に4本).
中村文則さんからは, 書き手がプロになるにはどうすればいいかについて, とても実践的なアドバイスが与えられた.
休憩を挟んで後半は中村さんと池上さんの対談.
最初, 群像新人賞も文藝賞も一次予選で落選した中村さんは, そこで自分が何を好きで何を書きたいのかへ改めて立ちかえったのだとういう.
そのときに決めた3つのことが,
①努力・研究すること
②客観性をもつこと(ひとりよがりにならない。そのためにプリントアウトして寝かせてから冷静に読むようにした)
③個性を出すこと(現代文学っぽくするのではなく)
なのだとか.
そして, 小説家に必要な力は まずは読む能力(書く能力と同じくらい大事)と言われたのが印象的だった.
作家の個性は, その作家が何を読んできたかで決まってくる, だからよく読む(理解する)ことが大切だ, と.
作品の裏話についても多く聴くことができて, とても有意義な時間だった.
(写真は仙台・泉「バルミュゼット」のプレミアムローストブレンドとティラミス. 果物系(と呼んでいる)の爽やか・フレッシュな珈琲と, ほろ苦く甘いティラミス. 美味しくいただいてきました)