小沢健二 流動体について / 神秘的
2017.02.22 / TYCT-39050
一曲目「流動体について」.
開始数秒で襲ってくる強烈なデジャヴ.
オザケン サウンドを特徴付けるものはなんなのだろうか….
小気味良いサウンドに, 相変わらず不思議なテキストがのる.
それらが華奢で儚い歌声にのって届けられるアンバランスさも懐かしい.
二曲目「神秘的」.
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光あれ! 僕らに咲きたまえ
そう想う時 東京の春の雪
雫となり 友を濡らす
神秘的 でも それは台所の歌とともに
確かな時を遠く照らす
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小説や詩を読んでいるかのようなテキストが, 弦の優しいサウンドとともに奏でられる.
アナログ盤のような紙ジャケットがおしゃれ.
意味深なデザインが不思議でもある.
それにしても, これから彼はどうなるのだろうか….
余計なお世話ながら, そんなことを思ってしまった
(この間の「ミュージック・ステーション」(TV)が脳裏によぎりながら…).