Carlos Aguirre Orillania
2012.02.19 / RCIP-0171
楽曲終盤のアラベスク第一番(ドビュッシー)のような響きが印象的な1曲目「El hombre que mira el mar(海を見つめる男)」からアルバムはスタート.
最初から非常に心地よい.
フルートが爽やかな短い3曲目「Preparativos del viaje de la ratita Amelia a casa de su tia Clelia(子ねずみアメリアは叔母クレリアの家に向かう旅の準備)」や, アカ・セカ・トリオのフアン・キンテーロの歌声が心地よい5曲目「El diminuto Juan(ちっぽけなフアン)」, モニカ・サウマーゾのボーカルとアギーレのアコーディオン(てっきりメロディカだと思っていたらアコーデイオンらしい. こんなアコーディオンを弾く人がいるのか…)が心地よい6曲目「Con los primeros pajaros de la manana(朝いちばんの鳥たちとともに)」, 同じくアギーレのキーボードが歌う(こちらはアコーディオンだと思ったらそうではなくキーボードらしい…)7曲目「Rezo(祈り)」, 脱力感が最高の8曲目「El hechizo de tu nombre(君の名前の魔法)」(ボーカルはフランチェスカ・アンカローラ), 9曲目ウーゴ・ファトルーソによるフュージョン「Puerto(港)」, 軽快な音楽が楽しい11曲目「Caracol(カタツムリ)」, アダルトな雰囲気たっぷりの12曲目「Pueblos tristes(悲しい村)」など, どれも素敵な曲ばかり.
一番のお気に入りは13曲目「Compadres candomberos(カントンベの仲間たち)」.
アギーレの歌声がなんとも心地よい.
(ボーナストラックとして最後に収められた14曲目(「Con los primeros pajaros de la manana(朝一番の鳥たちとともに)」のピアノとボーカルのデュオバージョン)もとってもいいのだけれど)
哀愁とよろこび, 朝と夜, バラードとダンス.
そんなものが大人の雰囲気たっぷりに詰め込まれた, まるで人生のような一枚.
(写真は山形市「キッチンラーメン濱」のチャーシュー麺
(牛スジ煮込みラーメンも美味しそう…. 薬膳ぎょうざも気になる!). 元気なお父さんが奥で作ってくれます. 透き通った綺麗なスープ. 脂っこくないモモ肉のチャーシューと薄切りのネギがたっぷりでとっても美味しかったです. そして下の写真はその後にお邪魔した「月のパン屋」さんの全粒粉食パン. 小麦粉もいただいてきました)