Andras Schiff Six Partitas
2009.08.28 / ECM 2001/02
シフによるパルティータ全集.
なんとも心地よいピアノの音色には, シフの技術に加えて, レコーディングの技術の高さもあるのだろうか.
透きとおった, とても心地よい響きで聴くことができる.
特筆すべきは曲順である.
1番の静かで可愛らしいプレリュードからではなく, 5番の行儀のよいプレリュードから始まり, そして3番, 1番, 2番, 4番, 6番, と続く.
この流れが面白い.
どの演奏の解釈も文字通り楽しくワクワクさせられるが, 1枚目のdisc最後に収録されている, 2番のカプリチオの自由自在な様子に特に魅了された.