打楽器集団「男群」コンサートツアー 2016 Ver. 春
2016.04.11, 18 : 30 start / 山形市中央公民館ホール
開演時間になると, 会場の四隅から色々な楽器を鳴らしながら6人のメンバーが登場.
ボディー・パーカッションのアンサンブルを経て, そのまま「マンボメドレー」がスタートした.
最初から会場を巻き込んで盛り上がる.
男群は結成17年目となる打楽器集団.
2014年には大阪国際室内楽コンクール&フェスタにおいて日本人史上初の入賞を果たしている.
今日は東北・北海道と行くツアーの初日だという.
楽しいMCや楽器紹介(マリンバの組み立て方も!)を挟んで, ライヴはテンポよく進んで行った.
「アンダーソンメドレー」に続いて, 山澤洋之が門下生の卒業に寄せて書いたという鍵盤三重奏「河は流れ、松そびゆ。樫がその実を大きくするまで:Festive song for the future」が演奏される.
空間に拡がっていく音が素敵な一曲.
続いて笠井亮作曲「Hello, my friend」.
3台のマリンバを使ったマリンバ4重奏曲.
繊細で美しい響き.
前半最後は「BOLER"O"-gun:男群的ボレロ」.
スネアとマリンバでスタートした音楽は, 途中ジャンベやバラフォンが加わり, 妖しい世界になる.
さらに, しゃもじのリズムの上でカズーとスライドホイッスルによるメロディーが可愛らしく奏でられるのだった.
15分の休憩を挟んで, 後半は「Electric Grass」から.
スピード感あふれるスタート.
その後は一転, しっとりと「月の光」, ジャジーに「My Favorite Things」, そしてラテンのリズムに乗った妖しい「幻想即興曲」(ショパン)が続けて奏でられた.
アレンジの妙を味わえるのも男群の魅力のひとつである.
今回のライヴでも存分にその魅力を味わえた.
パーカッションとドラムのフリーセッションを挟んで, ラストは「River Dance」より「Firedance」と「Riverdance」.
10年以上レパートリーにしているという2曲.
息のあったアンサンブルを聴かせた.
最後までたっぷり, 会場を巻き込んだ6人だった.
(写真は一昨日行った宮城県柴田町・船岡城址公園の桜(町中すごい数の桜!)と, その前に寄った福島市飯坂「cafe HIRANAGA」でいただいたホットドッグ. しっかりとしたパンが美味しかったです)