ベスト・オブ・ザ・ベスト
2015.01.31 - 05.17 / ブリジストン美術館
石橋財団の2500点におよぶコレクションの中から, 約160点が紹介されているベスト・セレクション.
まずは彫刻の展示からスタート.
はじめから魅力的な作品が並ぶ.
続く展示室では63年におよぶブリジストン美術館の歴史が紹介される.
「パリ里帰り展」に象徴される, 創業者・石橋正二郎の手腕に改めて驚かされる.
続く展示室からはさまざまな絵画コレクションが鑑賞できる.
まずは印象派の展示室だが, ピサロ, モネ, シスレー…, と印象派がこうも並ぶとそれだけで心地よい.
モネの「黄昏、ヴェネツィア」の湧き上がる夕暮れは, いつ観ても美しかった.
(鑑賞者は, 西洋と日本 (青木繁「天平時代」ほか多数. 藤田嗣治の作品も素敵), それぞれの作品が展示されている部屋を交互に通っていくのだが, なんだかそれが不思議な経験だった)
いろいろな時代のピカソ作品をはじめ, 20世紀美術のさまざまな作品(アンリ・ルソー, ルオー, デュファイ, マティス, モンドリアン, モディリアーニ, ミロ, カンディンスキー, ローランサン, ブラック, レジェ, クレー…)が一堂に会していて, 観ているだけでうっとりしてしまう.
デ・キリコの「吟遊詩人」も展示されていた.
ラストはポロックほかが展示されている戦後美術の展示室.
コレクションは本当に多彩だった.
さて, ビルの新築工事のため5月18日より休館するブリジストン美術館.
新しい美術館がどんなふうになるのか, 今から楽しみだ.
(写真は昨夜 行った吉祥寺の立ち飲み屋「ハモニカキッチン」. その前に行った「いせや」はすっかり新しくなっていて別のお店のようでした)