五線譜に描いた夢:日本近代音楽の150年
2013.10.11-12.23 / 東京オペラシティ アートギャラリー
展示は, ペリー来航と軍楽の響き, ヘボンらキリスト教宣教師らによる讃美歌の紹介, 伊澤修二と音楽取調掛による「唱歌」など, 幕末から明治初期にかけての音楽界の「一大事」から始まった (第Ⅰ章「幕末から明治へ」).
続く第Ⅱ章「大正モダニズムと音楽」では, 山田耕作の登場, 唱歌への批判と童謡運動のはじまり, 竹久夢二とセノオ楽譜, オペラと第9の上演などの出来事が扱われる.
山田耕作による演奏会のポスターがcoolで印象的.
宮城道雄とR.シュメー(vn)による「春の海」の演奏など, 古い音源を聴くことができるブースも設置されていて興味深い.
第Ⅲ章「昭和の戦争と音楽」では新興作曲家聯盟と器楽曲の作曲, 近衛と新交響楽団(現N響)の誕生, ラジオ・レコードの普及などが扱われる.
この展示室でも音源をいくつか聴くことができたが, 貴志康一による「日本組曲」(1933-1934)より「道頓堀」など, 珍しいものも多く聴くことができた.
最後の展示室では, 戦後日本の音楽界の状況が扱われる (第Ⅳ章「『戦後』から21世紀へ」).
実験工房, 二十世紀音楽研究所, ブリテン・ヒンデミット・ストラビンスキー・メシアン・ケージの来日, 日本音楽集団の結成と現代邦楽, 万博(Expo'70)の音楽, サントリー・ホールの誕生, 日本のオペラの隆盛, 全国でのオケ誕生…, など, この時期の音楽を取り巻く状況は本当にドラマチックだ.
第Ⅲ章「昭和の戦争と音楽」では新興作曲家聯盟と器楽曲の作曲, 近衛と新交響楽団(現N響)の誕生, ラジオ・レコードの普及などが扱われる.
この展示室でも音源をいくつか聴くことができたが, 貴志康一による「日本組曲」(1933-1934)より「道頓堀」など, 珍しいものも多く聴くことができた.
最後の展示室では, 戦後日本の音楽界の状況が扱われる (第Ⅳ章「『戦後』から21世紀へ」).
実験工房, 二十世紀音楽研究所, ブリテン・ヒンデミット・ストラビンスキー・メシアン・ケージの来日, 日本音楽集団の結成と現代邦楽, 万博(Expo'70)の音楽, サントリー・ホールの誕生, 日本のオペラの隆盛, 全国でのオケ誕生…, など, この時期の音楽を取り巻く状況は本当にドラマチックだ.
武満徹の音楽, 言葉, デザインも多く展示されているが, やはりいつ見ても美しい.
また, 矢代秋雄「交響曲」や, 湯浅譲二・柴田南雄らのグラフ紙を用いた譜面など, たくさんの直筆譜が展示されており, 何時間でも観ていられる展示だった.