2/17/2017

世界から猫が消えたなら


DVD「世界から猫が消えたなら」
永井聡 監督, 川村元気 原作 / 2016

ピアノのBGMが優しい.
光の柔らかい具合を観せる映像によく合う.
主人公・佐藤健の雰囲気もこの映像によく溶け込む.
函館であろう街並みの画も美しい.

猫のレタスとキャベツが愛くるしい.
母から主人公に宛てた手紙が心にぐっとくる, 切なくもあたたかい映画.

(遊佐・ハーモニー農園の甘いニンジン(スイートキャロット)をいただきました! この時季だけの贅沢, ホントに甘いニンジンなんです)

2/12/2017

アンコン東北大会(酒田)


全日本アンサンブルコンテスト第44回東北大会
2017.02.12 / 酒田市民会館「希望ホール」

アンコンの東北大会へ.
午後の職場一般の部, 高等学校の部, そして大学の部を聴く.

職場・一般の部では, 最初の「秋田吹奏楽団」のサクソフォン四重奏(ドビュッシー / 佐藤正人「弦楽四重奏曲」よりⅣ. トレ・モデレ)の演奏が決然と印象的に始まって素敵だった.

続く高等学校の部では, 以下, いくつか印象的な演奏があった.
5番・宮城県代表 聖ウルスラ学院英智高等学校の打楽器八重奏(安倍圭子「プリズム変奏曲:マリンバ・アンサンブルと打楽器奏者のための」)はマリンバ5, ティンパニ5, バスドラム2, 銅鑼2, チャイムほか…の大所帯.
乱反射する音が美しい曲を, スケールの大きな演奏で奏でた.
15番・福島県代表 福島県立磐城高等学校のクラリネット八重奏(H. スタルパース「クラウナリー・フォー・クラリネッツ」)は, たっぷり・しっとりな音からチャーミングな音までが次々と現れ, 聴いていて気持ちいい演奏だった.
19番・聖ウルスラ学院英智高等学校のフルート六重奏(天野正道「天空に舞う6人の天使達」)は, フルート6人の音色がそれぞれとてもよかった.
緻密なアンサンブルも素敵だった.
22番・福島県代表 福島県立平商業高等学校の木管八重奏(松下倫士「巡礼歌」)は, さまざまな音色で織り上げられた壮大な風景.
ブレンドトーンがとにかく心地よくてうっとり.
23番・秋田県代表 秋田県立秋田南高等学校のフルート八重奏(三善晃「フルート合奏のための八つの歌」よりⅡ, , , Ⅷ)は, うまく溶け合って宙に浮く音が素晴らしい (経験値が違うのか, 秋南は現代ものを違和感なくしっかり自分たちのものにしてくる).
夢から覚めるようにすっと終わったラストも印象的だった.
ラスト24番・山形県代表 山形県立山形中央高等学校のクラリネット四重奏(J. M. ドゥファイ「オーディションのための6つの小品」より)は, 連符のリレー, 間の取り方, フレーズの重心の捉え方, …どれも県大会よりも説得力が増していてとてもcoolだった.

本日ラストの部門である大学の部では, 難曲を丁寧に演奏した1番・東北大学のサクソフォン四重奏(J. リュエフ「サクソフォン四重奏のためのコンセール」よりⅠ, Ⅳ)と, 弱奏部が綺麗に滲んで心地よかった2番・山形大学のクラリネット四重奏(ミキナ「ガラスの海と都市の情景」)が印象的だった.

土曜は暴風雪警報が発令されていた酒田.
今日・日曜日は風は強かったものの大雪は免れ, コンクールも予定通り無事に終了した.
しかしこれから東北の各地へ帰られる出演者のことを思うと…, 気の毒でならない….

(昨年末に新しくなった駅東・三日月軒. お店は新しくなっても, ラーメンの美味しさは(もちろん)そのまま!)
(そして, この時季の庄内, イチゴ, メイカ (子が入っているこの時季のが最高!), ホタテ稚貝, カナガシラ(お味噌汁が絶品!)…, 美味しいものがたくさんあります)



2/05/2017

恋妻家宮本


恋妻家宮本
遊川和彦 監督 / 2017

イオンシネマ福島へ.

ほっこり, 少ししんみりの映画.

「正しさよりも優しさ」

夫・陽平(阿部寛)の言葉が印象的だった.

Merci nord-est(カフェ)へ行ってみるも車を駐められず, いつもの珈琲「グルメ」へ. 昔ながらのお店の雰囲気, 好きです)

真島俊夫 巴里の幻影


松元宏康 指揮 / ブリッツ フィルハーモニック ウィンズ
真島俊夫 巴里の幻影:珠玉の作編曲選
2017.01.18 / CACG-0258

兼田敏のもとでシリアスな作曲法を, 岩井直溥のもとでポップスの語法を学んだという真島俊夫.
このCDには昨春早逝された作曲家の7つの作品が収められている.

セットリストは以下.

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三日月に架かるヤコブのはしご
さくらの花が咲く頃
巴里の幻影
五月の風
ニライカナイの海から
序奏とロンド・カプリチオーソ(サン=サーンス)
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第二組曲(ラヴェル)より, 夜明け・無言劇・全員の踊り

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注目されるべきはその音色感であろう.
特に「ダフニスとクロエ」における響きは新鮮だ.
昔ながらの吹奏楽にある重く仰々しいイメージからは対極にある, 軽やかで自由自在なたっぷりとした響きが楽しめる (もちろんそれはブリッツフィルの爽やかな演奏があってこそだが).

ライナーノーツにあるとおり「このCDには、「三つのジャポニスム」も「富士山(Mont Fuji)」も、また最も演奏されているであろうポップスアレンジの「宝島」も入ってい」ないが, 彼の響きの妙を存分に味わうことができる一枚になっている

2/04/2017

綿矢りさ ウォーク・イン・クローゼット



綿矢りさ (2015). ウォーク・イン・クローゼット. 講談社.

key words:幼馴染, きれいな服

「いなか、の、すとーかー」と「ウォーク・イン・クローゼット」の2本が収められている.

「いなか、の、すとーかー」は20代なかばの新進陶芸家「おれ(透)」と, 砂原と果穂 ふたりの女ストーカーの話.
郷里の小椚村へ戻ってきて窯を開いた主人公は, ストーカーの女に勝手に工房の中でろくろを回されたり (27), 窓を割られ「ポストには山で集めてきたと思われるさまざまな虫の死骸」を入れられたり(:53)する.
ストーカーのやり方はホラー映画を観ているかのうように恐ろしく, 執拗で, 読んでいて怒りを覚える.
実はストーカーはふたりいて (見るからに怪しい砂原意外にもう一人いて), そのもうひとりが幼馴染の果穂であろうことは中盤あたりで読み手には分かってしまうが (おれと関係ある女はふたりしか登場しない), 「おれを愛しながら憎んでいる」果穂の本性が現れ(:101)暴れるシーンはやはり不気味で恐ろしかった.
物語のラスト, 主人公の陶芸家は壮絶な出来事をさまざま経て, 自分にとっての作品と確かに向き合い,「しっかりと自分の真ん中に慎が通った」(:120)と感じる.
そして, 作品作りに専念することを誓うのだった.

「ウォーク・イン・クローゼット」は28歳のOL早希と幼馴染の人気タレント だりあ の話.
休日に自分の服を丁寧に洗濯することが趣味・特技である早希は, 既婚者である(と分かった)紀井に騙されていた自分に失望する (153).
一方, だりあ は父親のいない子を身篭っていることを週刊誌にスクープされてしまい, 事務所の圧力や記者から逃れながらも, 「この子を苦労させないためなら、どんな仕事だってがんばれる」(:212)と思う.
物語のラスト, 無事に出産した だりあ からたくさんの服を譲り受けた早希は, それらの服をいつか着こなしてみせようと, 気持ちを新たに前を向くのだった (248).
彼女らにとって, いつでも「きれいな服は戦闘服」(:136)なのだ.

この二作もそうだが, 印象的な一文でスタートするのは綿矢作品の特徴だと思っている.
インパクト強く始まり, 最後まで疾走するスピード感を味わうことができる.

(上の写真は仙台三越・7階の「サロン・デュ・ショコラ」(すごい人!)で寄ったテオブロマ. 今日はトークショーに土屋さんも来ていたらしいです. Matsuricaでいただいてきたブレンドと合わせて…, あぁ幸せ. テオブロマ, 奥渋チョコレート ハチ(オススメらしいです)の犬のイラストがかわいい…)
(そして下の写真は喧噪を抜け出して行った国分町・海老そばえびすけのえびそば (細麺). 海老好きにはたまりません)


2/02/2017

BE THE VOICE Befor and After


BE THE VOICE Befor and After
2015.04.01 / 2015 Kattetune

久しぶりのビーザボイスの音.
震災を機に書かれた作品なのだという.
そこにあるメッセージは, 311日は記念日などではなく, 今も続いているということ.

世界が変わった
君がそばにいたから

そして

世界はかわらない
君がそばにいれば

どちらも真実であることを, ボーカルの和田純子は まさに声高らかにうたう.

鈴木俊治のギターが心に刺さるアコースティックバージョンがいい.

風たちぬ.
ビーザボイス.

BE THE VOICE, 以前友人へのプレゼントにお願いした名入れソングも新曲が出たみたいです!

(写真は南陽市・田園のBランチ. マッシュルーム入りの甘いナポリタンと, 食べているとじんわり汗がにじんでくる薬膳カレー. 大好きです)