星野源 夢の外へ
2012.07.04.released / VIZL476
雑誌のインタビューで「『フィルム』の後、もう先がなかったんですよね。あの先に行くためには、自分の中にあった上限ラインを越えるしか、もう選択肢はなかったんです」(有泉智子 (2012). MUSICA (2012年7月号), 63:21)といい, 「自分の感覚でトゥーマッチなものをガッツリやってやろう」(:同)と思ったという星野源.
底抜けな明るさはバカバカしいくらいに現実離れしているけれど, それとは裏腹に伝わってくるのは, あたたかい気持ちだ.
これは一体なんだろう.
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意味の外へ連れてって
そのわからないを認めてこの世は光映す鏡だ
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彼がうたう, 寂しさと紙一重の優しさ.
ドキっとするような日々の生活にある生々しさ. でも, それでも聴き終わったあとにじんわり湧き上がってくる幸福感のようなもの.
それはきっと, 静かに, でも深く日常を見つめる星野源のまなざしと, そこから紡がれたうたを優しく届けてくれるその歌声とにある.
夢の外へ(初回限定盤)(DVD付)
MUSICA (ムジカ) 2012年 07月号 [雑誌]