髙橋コレクション・マインドフルネス2017:日本の現代アートがここにある!
2017.07.22 - 08.27 / 山形美術館
企画展最終日, 山美へ.
展示は草間彌生の可愛らしいスカルプチャー(「ハーイ、コンニチワ! ヤヨイちゃん」と「ハーイ、コンニチワ!
ポチ」)からスタート.
第1展示室には草間彌生や奈良美智らの作品が並ぶ.
草間彌生の作品は歳を重ねてからの方がインパクトがあって, そのバイタリティーに改めて驚かされた.
第2展示室では宙に浮かぶ村上隆の「Mr.
DOB」がまず目に入る.
会田誠や山口晃らの大きな作品が並ぶなか, 展示室奥の壁一面に飾られた殊さら巨大な鴻池朋子の「Knifier Life」(剣の洪水から子どもを守る(?)6本脚のオオカミらを描いたモノクロ作品)が印象的だった.
はじめて観た町田久美のシニカルな絵もcuteだった.
第3展示室(2階)には立体から映像, 写真, パッと見はなんだかわからないものまで, 多種多様な作品が並ぶ.
まさにアートの遊園地.
チームラボの若冲をもとにした映像作品「世界は統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う」や, 畠山直哉の雨粒を纏った窓越しの風景を切り取った写真群も印象的だった.
山形でこれだけの(いわゆる)現代アート作品を目にするのははじめてのことではないだろうか.
そのコレクション群の豊富さに圧倒されると同時に, やはりアートは楽しいなぁと思える企画展だった.